色塗りチュートリアルを読んで学んだこと
今回は制作記事ではなく塗装の座学で読んだ本の感想、学びのアウトプットの記事になります。
この本を読んでみました!
デジタルイラストを書く人向けの本なのですが、これがすごい勉強になりました。
今までプラモやフィギュアに色を塗る時に、色をベターっと塗って「なんとなくできているからヨシ!」てやってましたが、人間が「整合性のあった上手な像」として認識するための色の塗り方が書いてあって目から鱗が落ちました。
この本の冒頭では上手い絵を下記のように定義しています。
一枚の絵の中に表現された光と色たちが、
作家が表現した色と相まって、
光と色の原則に反することなく描写されたとき、
絵は伝達力が最大限に引き出され、「うまい」絵に見えるのです。
光と色の自然界のロジックを再現することによって、脳が違和感なく認識できる。
この説明にはとても腑に落ちましたし、光や色の基本的な部分を学ぶことは、プラモデルなどの立体物を塗装する上でも価値のあることに感じました。
色の見え方は状況で変わる
光源 材質 環境 によって目に映る色が変わる
材質や光源によって目に映る色が変わることを認識できました。
イラストと違ってプラモデルは現実に存在するものなので、イラストほど明示的に色で示さなくても現実の光が補ってくれると思いますが、
- ガンプラを金属であることを強調するために「金属度(Metalness)」を高く、「粗さ(Roughness)」を低く設定してツヤのある金属状態」にするように
- ジオラマを作る時に、その環境やストーリーにあった色を塗る
といった工夫ができそうだと感じました。
今まで成型色と同じ色でべたっと塗ることが多かったですが、「光源」「材質」「環境」の三要素を考慮して色を塗ることを意識しようと思います。
色の彩度をコントロールする
色には色相・明度・彩度の3要素があり、特に彩度の話が印象的でした。
- 高彩度:華やかで劇的。漫画・アニメ系の画風に合う
- 低彩度:重厚感・高級感が出る。描き込みの多い作品に向いている
プラモやフィギュアで言えば、リアル系なら低彩度、アニメ塗りなら高彩度という方向性になるのかなと思いました。
また、塗装をするときに隣接した複数の色を重ね塗りして水彩画っぽくすることがあるのですが、その時の色の作り方の参考になりました。
調整方法として面白かったのが、その色の補色を重ねることで彩度を下げられるという話。たとえば赤みを落ち着かせたいなら、反対色である緑を少し混ぜる、ということです。
今まで色を調整する時は、なんとなく明るい色や暗い色を混ぜたりしていましたが、補色を使うという考えはなかったのでいい学びになりました。
皮膚の色について
表皮の層に赤い血管とメラニン色素が透けて、結果的に現れる色こそが、私たちのが皮膚の色なのです
ここは美プラの肌を塗装する上ですごい着想を得ました!
今まで肌色をべたっと塗っていたのですが、なんか人間ぽくないなと思っていたのですが、血液の色やメラニン色素がなくて実際の人間ぽくなっていなかったんだなと。
試しにフィギュアで塗ってみたのがこれ。
三重さんのプライズフィギュアを塗ってみました。
皮膚に赤を少しまぜて上から塗ってみたのですが、これが結構いい感じ!!!
この学びは今後にも生かしていきたい。
おわり
今回は普段の記事と違って意識高く座学のアウトプットをしてみました。
美術系の勉強はあまりしたことがなかったので新鮮で楽しい。
ではまた( ´ ▽ ` )

